1. ホーム
  2. 製造業からコンサル転職のススメ
  3. 製造業からのコンサル転職に必要な職務経歴とは?

前の記事では、製造業から目指すべきはDXコンサルであると説明しました。この記事ではこのDXコンサルをターゲットに、製造業からコンサル転職に必要な職務経歴を説明します。

コンサル側が製造業からの中途採用者を受け入れるにあたり、重視する職務経歴は①製造業における実務経験、②DX案件に携わった経験の2つです。

①製造業における実務経験

こちらは今の企業におけるポジションでの専門知識と課題に取り組んだ経験があれば問題ありません。
私が勤める外資系コンサルの同僚にも多くの製造業出身者が在籍していますが、彼らのバックボーンは要素技術開発・製品設計・工程設計・生産管理・品質保証など製造業特有の業務の他、総務・人事・営業・調達など実に様々です。

コンサルティング業務を成立させるため、社員のダイバーシティを重視していることが、様々なバックボーンを持つ候補者を積極的に採用する理由の一つです。

コンサルティング業務においては、この実務経験をベースにクライアントが抱える課題認識を共有・共感し、解決策を立案していくことになります。そのため、他部門の業務も広く関心を持っておくと良いでしょう。

②DX案件に携わった経験

こちらはかなり重視されます。もし、DXプロジェクトとしてITシステム導入の経験があればポイントが高いです。例えば、ERP・MES・PLMなど基幹システム導入プロジェクトに携わり、要件定義やPoCの実施などの経験があれば高確率でコンサルへの転職が可能だと思われます。マネージャクラスでの採用も視野に入るでしょう。

生産設備のIoT導入や、CAEソフトの導入など単発のアプリケーション導入経験もポイントは高いです。導入過程において課題認識からあるべき将来像を描き、GAPを埋めるための手段検討やツール選定・評価、導入などのプロセスを語れることが重要となります。

もし、これらの経験がないのでしたら、社内のDXプロジェクトに参画し、2年程度の経験を積むことをお勧めします。

結論

製造業でのポジションは不問。現在の部署の専門知識に加え、他部門の業務にも関心を持つこと!!
DX案件に携わった経験は重要。なければ社内のDXプロジェクトに手を挙げるべし!!


前の記事

次の記事