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  3. 【DXコンサル必読】ビジネスモデルのDX理解に役立つ4冊

製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)は大きく2つに分けられます。一つはビジネスモデルの改革であり、もう一つは社内業務プロセスの改革です。

今回は全社の改革についての理解を深める書籍をご紹介します。


インダストリーX.0 製造業の「デジタル価値」実現戦略

アクセンチュアのシニアマネジングディレクター・エリック=シェイファーがデジタル化が進んだ未来像を描いた一冊。本書によると「あらゆるプロダクトはネットにつながり新たな価値を生み出し、消費者はプロダクトを購入するのではなく、プロダクトに付随するデジタルサービスによって得られる「アウトカム(成果)」を求めるようになる。」とのこと。

5年前にリリースされた本ですが、実際にここで描かれた将来像が徐々に具現化されていることが感じられます。まさに、ハイレベルのコンサルは将来像を描き、そこに導くことができる、ということを感じることができます。


ものづくり「超」革命 「プロダクト再発明」で製造業ビッグシフトを勝ち残る

こちらも同氏が記した続編。前書よりもプロダクトの進化にフォーカスし、デジタル化によるプロダクトの進化を解説しています。ネットワークにつながり、センサやAIを搭載したプロダクトは売って終わりではなく、販売後もリモートアップデートによって最新状態が保たれ、長きにわたってユーザー体験を高め続けられます。企業にとっては顧客との接点を保ち続け、サービスを提供し続けることができます。スマホでは当たり前のビジネスモデルですが、将来あらゆるプロダクトでこのような進化が進むことを予測しており、その実現アプローチについても解説しています。

進化したプロダクトによるビジネスモデル改革のプロジェクトに携わりたい方は必読です。


アフターデジタル – オフラインのない時代に生き残る

「将来はすべてのサービス・製品がオンライン化される」ということを前提に、その世界で生きる術を解説しています。デジタルとリアルの垣根を取っ払った中国のビジネスモデルが実例として挙げられており、日本人としてはかなり危機感を感じます。

これもデジタルによるビジネスモデル改革を考えさせられる一冊です。

また、この本も続編が出ています。アフターデジタル2 UXと自由 合わせてどうぞ。


ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけた つまらなくない未来

近年注目されているIT大国エストニア。電子政府の取り組み、それをベースにした生活・産業・教育について書かれています。とにかく読んでいてワクワクします。

個人情報のセキュリティを担保するためのブロックチェーン技術の利用についても記載されています。DXに携わるものとして読んでおきたい一冊です。


今回は私がコンサル転職する前に目を通した書籍を紹介いたしました。いずれも一部では具現化されている、近い将来は当たり前になる未来像について描かれています。ワクワクしながら読めると思いますので是非ともお試しください。